英語力を伸ばしたいけれども、どうしたらいいかわからない。REALプログラムの受講生からもよく質問されます。ということで、今回はお金をかけずに、効率的に英語力を伸ばせる効果的な方法を紹介します!
以下の手法を実践してもらえれば、高いお金を払って英会話の学校に通ったり、オンラインのスクールを受講する必要もありません。
ちなみに、Youtubeに公開している下記の動画と内容はほとんど同じですので、好きな方を見てください。
学習のゴール
今回お伝えする学習方では、英語の音源を聞いて「シャドーイングができるようになること」が学習のゴールになります。シャドーイング((Shadowing))とは、テキストを見ずに、耳から聞いた英語をワンテンポ遅れて、そのまま口からコピーする、というトレーニング方法です。シャドーイングをできるようになるということは、
- 音が聞き取れている
- 意味が大体わかっている
- 音源と同じ速度で口を動かすことができる
の3つができているということです。この3つができれば、英語力として十分と言えるでしょう。
語学の学習は「耳から」が鉄則
語学の学習は「耳から」が鉄則です。凡その方々は、外国語を使う場面と言えば「会話」つまり音でのコミュニケーションが多いでしょう。したがって、語学の学習も音ベースで、つまり耳から行っていくのが効果的です。まずは、ボールをキャッチできないようでは、会話をすることはできません。
効果的な英語の学習手順
以上を踏まえた上で、効果的な英語の学習方法を紹介します。
音源を聴き、大意を掴む
宣言通り、まずはリスニングから入ります。30秒~1分程度の手ごろな音源を用意し(音源用のおすすめ教材は記事の末に掲載します)、まずは何も見ずに2,3回聞いて音源の大意を掴みます。できれば紙に書きだしたり、だれかに伝えたりするのが良いです。
ディクテーションを行い、リスニングの穴を見つける
次に、音源のディクテーションを行います。音源を聴き、聞こえた通りに書き起こします。
ディクテーションの目的は、今の時分のリスニング力では聞けないところ、つまり、リスニングの穴を見つけることなので、聞こえないところがあっても気にしません。あまり気にせず飛ばすか、聞こえたカタカナでも書いておきましょう。後程意識して重点的に鍛えればOKです。
これをもうこれ以上聞いても分からない、というところまで行います。
スクリプトを確認する
ここで初めてスクリプトを確認します。ディクテーションで聞き取れなかった部分の単語や熟語を確認し、知らない単語ならインプットする、知っている単語で聞き取れていなければ、その単語や熟語の聞こえ方をアップデートしてください。
ディクテーションできちんと負荷をかけていれば、スクリプトの確認で気づくところも多いでしょう。このタイミングで、音源の細かな意味も確認しておきます。
オーバーラッピングでトレーニング
学習の目的はシャドーイングができるようになることだと言いました。シャドーイングができるようになるために、オーバーラッピングという手法でトレーニングを行います。
オーバーラッピングとは、テキストを見ながら音源に合わせて音読を行う手法です。オーバーラッピングを行うことで、単語や熟語がインプットされるのはもちろんながら、英語のリズムや抑揚に馴れることができます。英語は日本語と比べて、リズムや抑揚が非常に重要な言語ですので、ネイティブスピーカーのリズムや抑揚を真似することは非常に効果的な学習方法となります。
シャドーイングができるようになるまで毎日トレーニング!
語学学習は地道な取り組みです。一日トレーニングをさぼれば、語学力は衰えます。したがって、毎日トレーニングを行ってください。しかし、毎日何時間もやる必要はありません。5分でもいいので続けることが重要です。
例えば、余裕のある土日にディクテーションを行って、平日は朝の5分を使ってオーバーラッピングの練習を行う。それで十分です。
以上が、効果的な英語学習の方法です。
音源としておすすめの教材
上記のトレーニングを行う上でのおすすめの教材を紹介します。教材を選ぶ基準としては、ネイティブスピーカーが本来のスピードで読んでいるかどうか、です。会話で使わない英語をいくら聞いてもトレーニングにはなりません。
朝日出版社『CNNニュースリスニング』シリーズ
鉄板はこちらです。アメリカのニュースチャンネルであるCNNの実際のニュースが音源となっています。実践的な音源ですし、社会勉強にもなるのでおすすめです。
基礎からやりたい方向け『英会話・ぜったい・音読』
講談社インターナショナルから出版されている教材です。中学生くらいの基礎的な英語からしっかりやり直したい方におすすめです。
教材選びも無理のないものを選ぶことが重要です。自分のレベルとかけ離れたものを選んでも、続けられなければ意味がありません。しっかりと続けられる教材を選んで、コツコツ語学学習を積み重ねましょう!